医療機関の電子化・IT化

医療機関においても、手続においてレセプトのオンライン請求や、カルテやその他医療機器の電子化・IT化が進んできています。

近い将来、クラーク業務そのものがIT化やAI・ロボットテクノロジーの進歩により、アウトソーシング化・無人化されたりするかもしれません。

さて、つい先日の話ですがデジタルファースト法が参議院で可決され成立しました。

同法の骨子は、①行政手続をオンライン(情報技術)で全て処理する「デジタルファースト」②同一の情報提供は求めない「ワンスオンリー」③行政手続を一度に済ます「ワンストップ」の3つを謳っています。

医療分野においても、同法の成立により次のことが見込まれます。

患者やその家族との、受診や入退院の際における本人確認手続が、すべてマイナンバーカードに住所情報や相続情報が格納されることにより、容易なることが見込まれます。

また、患者の健康診断や診療、投薬、使用医療機器等の情報が、医療機関同士でオンラインで共有できるよう「保険医療情報ネットワーク」が整備され、稼働するような動きもあります。

更に、今後の医療機関の診療所・病院の開設や法人化、その他の行政手続もオンライン化されるでしょう。今後の運用がどうなるかはまだわかりませんが、各自治体毎に異なっていた様式、指導・審査基準も全国で統一化され、医療機関にとって行政の運用が更に公正・透明化し利用しやすくなることが望まれます。



函館|医療機関(病院・診療所・歯科医院・薬局)の許認可等手続・事業承継 行政書士山﨑英雄事務所

医療機関の法務手続は、開設・運営・事業承継・廃止の際多岐に渡る手続を要し、又その提出先も一つではありません。 行政書士は、法律で官公署に提出する書類を作成することを業とすることが認められている国家資格であり、医療法務手続に関してお客様に代わって書類の作成や手続そのものを代行することができます。 当事務所は、函館市内でも数少ない医療機関の医療法務手続を業務とする事務所です。